待ち時間

今日は数カ月ぶりに行きつけの皮膚科にいってきた。

 

手荒れの塗り薬が底をつきそうだったのを思い出し、とりあえず自転車を走らせる。

 

車は怖いからね。お役目はまた今度。

 

到着。すると人がもう外にまで溢れていた。

 

受付は9時から。僕がついたのは11時すぎ。もちろん飛び入り参加。

 

受付窓口には2時間待ちのお知らせがしてあった。

 

どうも、常連(笑)のひらなりです。

 

待ち時間になることはあらかじめわかっていたので、本を持ってきた。

 

中のソファーはいっぱいだったので、外の背中のない椅子に座る。

 

某格付け番組でいうと三流一般人。

 

2時間。2時間。ぶっ続けで本を読み続けられる程の集中力は持ち合わせていなかった。

 

すぐに飽きる。なんなら、赤ちゃんの咆哮もあったので、頭に入らない。

 

本を読んだまま、微動だにしなかった隣の男の子は一体何者なのだろうか。

 

前に母が「待ち時間は本当に無駄。ただ待つだけ。だから早く行った方がいい。」的なことをおっしゃっていたのだが、今日、すごい実感した。身を持って体験した。正直、もう御免だ。

 

結局、2時間しっかり待ち、診察を終えたら中の人たちはもう誰もいなかった。

 

いるのは受付のお姉さんのみ。

 

開放感と喪失感が一気に押し寄せてきて、複雑な気分になった。

 

おしまい。